リモートワークにおけるメンバーエンゲージメントの高め方とは
見出し画像

リモートワークにおけるメンバーエンゲージメントの高め方とは

Design Voice by Fjord Tokyo

初めまして!Fjord Tokyoでプログラム・マネジャー兼スタジオ・マネジャーをしている後藤です。

2019年11月に発足したFjord Tokyoも順調に成長を遂げ、人数も増えて組織として大きくなってきました。そんな中でスタジオ・マネジャーはチーム内の密なコミュニケーションの促進やカルチャーづくりを担っています。今回は、リモートワークになってから「どうすればメンバーが安心して働けるのか?」「何が必要なのか?」を考えてFjord Tokyo内で企画している施策について一部紹介させていただきます。

スタジオ・マネジャーの役割とは

Fjord Tokyoだけでなく、世界中のFjordの各スタジオにはそれぞれ何人かスタジオ・マネジャーという役割の人がいます。チームが大きくなる中で、密なコミュニケーションを行い強いカルチャーをつくっていくことは、高いパフォーマンスを発揮し続けるためにとても重要です。社内イベントとして定例会やカジュアルな勉強会の企画およびサポートなど、スタジオ・マネジャーは新旧メンバーが安心して日々の活動に集中できる環境づくりを率先して行っています。

パンデミックを機に浮上した課題とチーム内でのコミュニケーションの在り方

対面で働き、仲間とランチに行き、仕事や恋愛や人生について他愛のない会話ができていた環境が、パンデミックを機に“当たり前”から“当たり前じゃないこと”へと変わりました。アクセンチュアでは2020年にリモートワークが主な働き方となったため、メンバーと物理的に会うことができない状況が1年以上続いています。そんな中で浮上した課題が2つあります。1つ目はプロジェクトメンバー以外の人との接点があまりないこと2つ目は同じ職位の人と実はあまりコミュニケーションが取れていないこと、です。

まず1つ目について。Fjord Tokyo含め、アクセンチュアの社員はプロジェクトベースで働いているため、基本的にはプロジェクトメンバー同士で話すことが多いです。一方で、異なるプロジェクト間のコミュニケーションは少ないのが一般的でした。例えば、同じFjord Tokyoのメンバー同士でも、プロジェクトが異なれば、関わることが少ないです。パンデミック前は私自身もあまり問題視していませんでしたが、現在はパンデミック後に入社してきたメンバーも多く、不安要素の一つとなっていました。

2つ目は、Fjord Tokyoは同じ職位の人が同じプロジェクトを担当することが少ないため、同じ職位同士の交流があまり多くはありません。例えば、もし何か悩みがあったときに上司ではなく、同じ立場の人のほうが話しやすかったりしませんか?また、気軽に話せる人がいないと心細くなってしまったり、疎外感を感じたりしてしまいますよね。気軽に話せる人が1人でも多く近くにいることで心強いと感じてもらえるよう、交流の場を積極的に設ける必要がありました。

より良いモノを生み出すためには、一人ひとりの能力はもちろんのこと、話しやすい・意見しやすいと思える雰囲気や環境を整えてメンバーの心理的安全性を確保することが大切です。しかし、上記2つの課題に対処しないと、それが失われるおそれがあることに気づきました。私たちは以下の施策を行なっています。

施策1 Casual Lunch Meeting

画像1
(↑ある日のカジュアルランチミーティングの様子)

カジュアルランチミーティングは文字通り「みんなで気軽におしゃべりしながらランチを食べよう!」という会です。この企画を発足させたきっかけは、とあるマネジャーの「同じ職位の人と雑談できるフランクな場が欲しい」という一言でした。

同じ職位から社歴や男女比率を考慮してグループ分けし、お昼時の12時〜13時で1時間の会議をセット。カジュアルランチでは、まず簡単な自己紹介から入り、現在のプロジェクト、最近ちょっとモヤモヤすることなど幅広く会話します。職位に応じて共通の悩みも多く、その場でディスカッションしながらお互いを知り、安心感を得てもらうことを目的としています。

実際に参加したメンバーからは「仕事以外のことを話す機会がなかなかなかったので継続的に続けて欲しい」という声があがっています。中には、この機会に話せた人と後日オンライン飲み会を行ったメンバーもおり、カジュアルな関係づくりに役立っている実感があります。

施策2 Fjord Tokyo Picture Book

画像2

(↑現在のFjord Tokyo Picture Book。これからどんどん更新予定です。)


オンラインホワイトボードツールを活用することで、できるだけ気軽なコミュニケーションを発生させることを意識したのがこのFjord Tokyo Picture Bookという施策です。

冒頭でもお話しした通り、リモートワークで人と知り合う機会やカジュアルにコミュニケーションできる場が少なくなりました。しかし、日々の業務に追われる中、気軽なコミュニケーションに時間が割けないというのが現状です。そんな課題に対して、「会話する」という負担なく手軽にメンバーについて知ることができる環境をオンラインホワイトボードツールのMiro上に作成し、「各々が知りたい時に知れる状況」をつくり上げました。

コミュニケーションへのハードルを下げる為に、内容はとてもシンプルに保つことを心がけています。現在は、自分の所属、ケイパビリティ、出身地、誕生日を書いています。同じ出身地の人がいると親近感が湧いたり話のきっかけになったりすることも多いですよね。このPicture Bookはチームメンバーに何が知りたいか・聞きたいかのアイデアも募集しています。今後は「家族構成」や「好きな色、映画」など、いろんな情報が更新されていくことになるでしょう。

これは有志のメンバーにより、立ち上がった施策です。このようにメンバーそれぞれが、チームのことを考えて能動的に企画して実行することも、Fjord Tokyo が大事にしているカルチャーの一つです。

施策3 Gif-Check-In

画像3

(↑ある日のGif-Check-Inの様子。美味しそうな料理の写真が並んでいます。)

Gif-Check-Inは毎週水曜日のお昼頃に「今日の調子はどう?いまの気分をGifアニメで教えて!」と皆がバトン形式で気になるメンバーに調子を聞く取り組み
です。社内コミュニケーションツールである、Teams上で行っています。

「オフィスで発生していた気軽な会話をオンラインで実現するにはどうすればいいか?」を考えたときに思いついたのがGif-Check-Inでした。Gifアニメーションを使うことにより、文字以外の情報で簡単に今の気分を表現することができます。

最初は毎週水曜か木曜に行い、どの時間に投稿するのが皆の反応がいいか検証してみました。その結果、もっとも反応が良かったのがお昼後の13時〜14時だったので、その時間帯にバトンを開始しています。

この施策は Fjord Tokyo共同統括のエドアルド・クランツが始めたことで広まり、今では投稿を開始する人をバトン制にしています。また、会話の中で、その日の気分以外にも「赤ちゃんが生まれた」という嬉しい近況報告や今日なにを食べたかという他愛のない会話が発生していて、忙しい日々の中で、水曜のお昼にほっと一息つく瞬間を提供する取り組みになっています。

施策4 Fjord Tokyo 1周年記念グッズ制作

画像4

(↑ 1周年記念グッズ。Fjord Tokyoのメンバーが撮影してくれました。)

去年2020年11月にFjord Tokyoが1歳を迎えたことを記念して(めでたい!)1周年記念グッズと、中途採用者や新卒社員にプレゼントするためのWelcomeグッズの制作をデザイナーの三島と一緒に行いました。リモートワーク下でチームへの帰属意識が低下している可能性が高いため、制作においては「毎日の生活の一部に自然と溶け込めそうなモノ」を意識しました。制作したグッズは、コンパクトなエコバック、ほっと一息つくときに珈琲を入れるマグカップ、ノート、そしてトレーナーの4点です。

画像5

(↑ グッズの企画をデザイナーと共にオンラインMTGで進めている様子。)

Fjordはコンサルティング会社の中のデザインチームのため、世に公にしないプロジェクト成果が多く存在します。そのため、外部から見るとFjordが実際にどんな仕事をしているのか分かりにくいと感じる方もいらっしゃるのではないかと思います。そのため、グッズをみた時に「デザインもできる会社なんだ」「良いデザインだな」と思ってもらえる最低ラインは必ず守ることを意識しました。

グッズ制作に伴い、1つ「やってしまったな」と思う反省点があります。それはグッズを制作したあとの配布方法について考慮できていなかったことです。グッズを配送する案も上がりましたが「送料」という現実的な課題に直面して断念。苦肉の策から、グッズを麻布十番にあるスタジオに陳列し、出社する機会があるメンバーから一人ひとり受け取ってもらう形としています。

ただし、新卒社員に対してはグッズを配送しています。初めての社会人デビューで右も左もわからず不安な状況、そしてリモートワーク下のみで研修を受けているので、少しでも安心してもらえるようにするため、グッズを包装し、共同統括である番所とエドアルドからのラブレターも添えています。

この反省は今年のFjord Tokyo 2周年記念の際に活かしたいと思います。皆さんもコロナ渦でグッズを企画する際は配布方法まで考慮して企画してみてください。このグッズを手に取って、毎日使うたびに、少しでチームのことを思い出してくれると良いなと思います。

さいごに

この不安定な状況のなかでも、私たちは臨機応変に働かなければなりません。また、組織の状況や環境に応じてメンバーのエンゲージメント向上に求められることも異なり、一概に「これをやればいい」という正解があるわけでもありません。
そんな状況下で、心がけておくべきことは「メンバーが話しやすく、意見しやすいと思える雰囲気をつくるための、最初のきっかけづくりをすること」であり、あとは各々が自由にコミュニケーションし始める空間ができていると組織として素敵なのではないでしょうか。何はともあれ、1日でも早くパンデミックが収束し、チームみんなで美味しいお酒を飲むことが私の夢です。

筆者プロフィール

画像6

後藤恵利花 - Erika Goto
プログラム・マネジャー兼スタジオ・マネジャー
武蔵野美術大学卒業後、Webデザイン会社に就職。2016年に第二新卒でアクセンチュアへ入社。入社したもののコンサル業界など未知数で「大丈夫かな…半年で辞めるかも…」と怯えていたら、思ったより居心地がよく、刺激的な環境で気づけば5年経ちました。スタジオ・マネジャーの前はサービスデザイナーとしてサービス設計の業務に従事。漫画やアニメが好きで、培われた「妄想力創造力」のおかげでサービス利用シーンを考えるのがとくに好きです。お酒も好きで家に焼酎の一升瓶を常備。
Fjord Tokyo公式Instagramアカウント: @fjord_tokyo
Fjord Trends 2021日本語版はこちら
Fjord Tokyoではデザイナーを積極的に採用しています。詳細はこちら

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
Design Voice by Fjord Tokyo
デザインスタジオのFjord Tokyoが運営している公式noteです。採用ページ:https://accntu.re/2WSTGl7